二世帯住宅で同居解消する場合の住宅ローンってどうなるの?!気になるお金の話




せっかく楽しみにして建てた二世帯住宅ですが…。残念ながら、住み始めてから生活スタイルなどが合わず、同居を解消する場合も多いのも現実です。

世代や生活習慣の違う家族が一緒に暮らすのですから、多少のトラブルがあるのは仕方がありません。

 

でも、同居解消するのは、いろいろな面で大変です!

土地や建物の名義変更や、住宅ローンなど、二世帯住宅の同居解消には様々な問題が山積みになります。

では、そこまでしてでも同居を解消する場合は、一体どんな原因や理由があるのでしょうか?

 

今回は二世帯住宅の同居解消の原因や、気になるその後の住宅ローンについてご紹介したいと思います!

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二世帯住宅の同居解消で多い原因は?

二世帯住宅の同居を解消する中で、一番多い理由は『人間関係』です。

そして、やはり大半が嫁姑問題ではないでしょうか。。?

まずは二世帯住宅で同居解消に至ってしまう原因についてまとめてみました!

 

嫁姑トラブル

①義母と合わない

義母が料理の仕方や味付けに口を出してくる。

キッチン&リビングが共有なので、食事の時間になるとずっと側で見張られるストレスが限界になった。

 

②合鍵を渡してしまった

玄関が別々だけれど、夫の両親に合鍵を渡してしまった。

すると、家に勝手に出入りされるようになってしまった。留守中に洗濯物を取り込んでくれたり、親切は有難いけれど、プライバシーがまったくない。

何とか合鍵を返してもらったが、それから関係が悪化してしまった。

 

③子供への過干渉

夫の両親が、子供に干渉し過ぎる。

おやつの内容や洋服のデザインに、いちいち文句を言う。

挙句の果てに「あの子とは遊ぶな」と、子供の友達にまで干渉をし始めた。

「放っておいて欲しい」と言ってもやめてくれない。

 

④身内関係のトラブル

夫の妹が離婚をして実家に戻って来て、一緒に同居する事になってしまった。

妹さんには同情するけれど、気を遣い過ぎてストレスが半端ない。

 

⑤価値観の違い

息子の嫁がだらしない。掃除の仕方が大雑把すぎる。

キッチンにはいつも洗い物が溜まっているし、お風呂の排水溝はカビだらけ。

良かれと思って片付けると、嫌な顔をされる。

 

⑥親戚付き合いが多い

夫の実家に二世帯住宅を建てた。

周りが親戚だらけで、毎日のように親戚がやって来る。

玄関が共同なので、顔を出さない訳にはいかないし、疲れる。

 

⑦孫の世話

息子夫婦が共働きなので、孫の面倒を引き受けた。

保育園の送迎や食事の用意、入浴や寝かしつけもする。

息子のためにと頑張ったけれど、体調を崩してしまった。

 

 

その他のトラブル

その他、嫁姑問題以外にもこんなトラブルがあります。。!

 

①騒音トラブル

一階に住む夫の両親から、子供の足音がうるさいと毎日文句を言われる。

できるだけ静かにしているけれど、なかなか上手くいかない。

気を遣い過ぎてしまうし、子供にも怒り過ぎてしまい、疲れた。

 

②光熱費の支払い

息子家族と光熱費の支払いは半分ずつにした。

でも、どう見ても息子家族の方が、使用量が多い。

節約するように話をしたら、それがきっかけで大ゲンカになり、息子家族は出て行ってしまった。

 

③住宅ローン

夫の両親はローンが組めない年齢だったので、住宅ローンは全額夫の名義で借りた。

夫の両親には家賃を払ってもらい、それをローン返済に加えるつもりだった。

ところが、なかなか払ってくれない。

催促すると「孫にお菓子やプレゼントをあげているからお互い様」だと言われた。

それでは支払いが出来ない。

 

 

同居解消の時は二世帯住宅のローンってどうなるの?

では、このようにトラブルがあり同居解消する事になった場合、住宅ローンはどうなるのでしょうか?

住宅ローンは年齢的にも、子世帯が組む場合がほとんどです。

もし同居解消した場合は、その後に残った住宅ローンの支払いは一般的にどうするのが正解なのでしょうか?

 

子世帯が家を出る場合

子世帯が家を出ても、二世帯住宅の支払いは続けなくてはなりません。

その場合は、親世帯と賃貸契約を結んで、その家賃をローン返済にあてるのが良いでしょう。

 

親世帯が家を出る場合

土地も建物も子世帯の名義なら、親世帯に出て行ってもらう話も出るでしょう。

ただし、親世帯は年齢的にアパートやマンションの契約を断られる可能性があります。

 

その他のお金の問題は?

同居を解消した事で起こる金銭面でのトラブルは住宅ローンだけではありません。

  • 同居を解消しようとしたら、遺産の相続を拒否された
  • 出ていく世帯の新居費用を要求された

という金銭的なトラブルもあります。

このように、それまではあまり気にならなかった金銭面の問題が、同居を解消をきっかけに悪化する事はよくあります。

 

二世帯住宅を売却する場合は?

では、二世帯住宅を売る時はどうすればよいのでしょうか?

それにはまず、二世帯住宅の販売経験が豊富な不動産会社に相談する事です。

二世帯住宅は、非常に売却に手が掛かる物件です。

二世帯住宅の販売実績が高い不動産会社であれば販売手段が充実しているので、売却もスムーズです。

  • 売却した金額を残りの住宅ローンにあてる
  • 売却した金額を折半する

など、売却さえできれば選択肢は増えるので、出来るだけ高い値段で売るために、不動産会社は慎重に選ぶのがポイントです!

 

今回のまとめ

最初から同居の解消を予定して、二世帯住宅を建てる人はまずいません。

しかし、二つの家族が一緒に暮らしていくと様々な問題やトラブルが起こります。

それは仕方のない事ですが、万が一のための情報収集はきっと役に立つことです!

 

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