最近では、昔のように大家族で住むというスタイルを取らない時代となっています。
そんな中でも、完全分離型の二世帯住宅が人気です!
完全分離型の二世帯住宅とは、玄関だけはなく、キッチン、トイレ、浴室などの水回りやリビングなど、すべての生活を別々にするスタイルの間取りのこと*
完全分離型の間取りで建築すると、お互いのプライベートが守られるだけではなく、気を遣うような生活を送らなくてすむというのが一番のポイントだと言えます!
やはり、ずっとお姑さんと一緒の空間に住むのはなかなか難しいことも多々あることでしょう。
このように完全分離型二世帯住宅とすることで、お互いが気兼ねすることなく快適な生活を送ることができます。
ここでは、そんな完全分離型二世帯住宅を建築する際、快適な暮らしを続けていくための家づくりについてそのポイントをご紹介します!
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完全分離型の二世帯住宅で成功するには?
完全分離型二世帯住宅とは、生活空間を2つに分けることで、お互いが上手な付き合い方で上手な生活を送ることができます。
しかし、ひとつの誤りがその後の生活に支障を来してしまうこともあります。
また、完全分離型二世帯住宅の建築にあたっては、間取りによるトラブルが発生することも多い傾向にあります。
そのようなことにならないためにも、完全分離型二世帯住宅の建築に成功するにはどのようなポイントに気を付ければよいか?
そのポイントについてご紹介したいと思います!
二世帯住宅の間取りで重要な10のポイント!
それでは、完全分離型二世帯住宅を作るにあたっての10のポイントをご紹介します。
間取り作りは本当に悩みますので、一つずつチェックしていきましょう!
①縦割りor横割りとするか?その特徴も把握する!
完全分離型二世帯住宅の建築にあたっては、縦割りと横割りにするプランがあります。
縦割りとは、同じ敷地内に二世帯を左右に並べ、中庭などからの出入りを可能としたタイプです。
この縦割りタイプはお互いの生活音などで迷惑をかけることが少ないプランのため、子供が大きくなって生活スタイルに変化があっても、高齢となる両親の生活に全く支障のない造りとすることができます。
一方で、横割りは、多くの方は1階が親世帯の居住スペースに、また、2回や3階に子世帯が住むプランとなり、玄関や階段をひとつとすることでコストダウンをはかることができます。
また、将来的に二世帯住宅を一世帯住宅にリフォームすることができます!
②横割りプランでの親世帯と子世帯の間取り配置
(引用元:https://www.816chubu.jp)
親世帯ともなれば、階段を登って暮らすことがとても大変だと感じるようになります。
そのため、親世帯の居住スペースは1階にする方が、何かと家の中のアクセスが良く、移動や動線がスムーズです。
また、将来に渡って介護が必要となるような状況であっても、1階を居住スペースとすることで、車椅子の出入り、病院への送迎など、スムーズに行うことができます!
庭を設けることで家庭菜園などのんびりと自分の楽しい時間を作ることができるでしょう。
③玄関を分離する
(引用元:https://allabout.co.jp)
玄関をひとつとすることは、確かにコストダウンにつながります。
しかし、玄関がひとつとなるとお互いが顔を合わせる機会も多くなり、帰宅時間に気を遣う事も増えます。
それがストレスとなっては快適な生活を送ることができません。
そのため、そのようなことにならないために、玄関を分離し、親世帯と子世帯にそれぞれひとつずつ設けるのも一つの手です。
そうすると下駄箱も必然的に分けることになるため、靴が玄関に溢れることもありません。
④防音対策に気を付ける!
完全分離型二世帯住宅を建築したとは言え、同じ敷地内に縦割りor横割りとする場合でも、最も多いトラブルは騒音問題です。
縦割りの場合は壁が近距離に隔てられているという点では、同じ建物内に居住する横割りの場合と比較するとまだ騒音は比較的少ない方だと言えますが、それでも生活音が気になることもあります。
また、横割りの場合は大抵は親世帯が1階に居住しているため、2階・3階を居住スペースとする子世帯の騒音はかなり気になるはずです。
例えば、
- 玄関ドアや居室の扉の開閉音
- 引き戸などの開閉音
- 浴室のシャワー音
などです。
これらの生活音ができるだけ響くことのない間取りに設計する他、壁や床などの防音対策をしっかりと施し設計することが大切です!
⑤郵便ポストを分離する
昔の二世帯住宅だと、連盟で表札に名前が記されていることが多かったと思います。
しかし、近年では、玄関も郵便ポストも別々としている世帯が増えています。
これは、お互いのプライバシーを相手に知られたり、誤って開封されてしまうことを防ぐ意味もあります。
このようなことから、郵便ポストは分離して、各世帯それぞれに設置するようにしましょう。
⑥親世帯と子世帯で話し合いを行うこと
完全分離型二世帯住宅の建築にあたっては、お互いの世帯の生活スタイルが異なることを承知の上で家族が同じ家、同じ敷地内の家に暮らすことになります。
そのため、建物の外観デザインだけではなく、それぞれの好む間取り、使い勝手もすべて価値観が異なって当たり前です。
その価値観の違いをぴったり合うまでとは言えませんが、
ある程度お互いの妥協点や協力すべき点において、しっかりと歩み寄った話し合いを行うことが大切です。
全く話し合いを行わずに建築してしまい、後にトラブルに発展するというケースは非常に多いです!
二世帯住宅の建築の際は、お互いの世帯同士でしっかりと話し合いを行うようにしましょう。
⑦光熱費の分離
二世帯住宅を建築すると、建設費用などのコストは親世帯と子世帯でどれほどの比率で負担するかなど、すでに話し合いが済んでいる家庭も多いと思います。
しかし、実際にしっかりと考えておかなければならないことは、建設後に実際に居住を始めた際に必要となる電気、ガス、水道などの光熱費についてです。
それぞれの世帯で折半として負担するのか、それとも全く別ものとして各世帯がそれぞれに負担するのかを、事前に決めておきましょう。
細かいことのように思えませすが、長い将来一緒に暮らすとなれば、このような光熱費についてもしっかりと話し合っておく必要があると言えます!
⑧親世帯と子世帯のコミュニケーションが取れる間取りに
完全分離型二世帯住宅であっても、お互いに過干渉とならない程度の適度な間取りとしておけば、上手に円滑なコミュニケーションを取ることができます!
そのような間取りや空間を作るようにしましょう。
⑨収納の確保
二世帯住宅にする=家の中に物が増えることが予想されます。
そのため、できるだけデットスペースをうまく利用し、階段下などのスペースに上手に収納スペースを作るようにしましょう!
収納は作れる場所があれば、そのスペースを有効活用することで家の中をすっきりとさせるポイントにつながります。
⑩過干渉にならない間取りづくり
完全分離型二世帯住宅を建築するということは、お互いのプライベートには介入してもらいたくないという意思の表れでもあります。
そのため、建築の際は窓の位置や庭のつくり、玄関の様式など、様々なことを比較検討、そして確認しておくようにしましょう。
実際にハウスメーカーに間取りを提案してもらうのがおすすめ!
二世帯住宅はいくつものプランが存在します。
そのため、「この形で建築したい!」と思っていても、実際にたくさんのプランを見ていると、あれこれと気になる間取りやプランが増えてくると思います。
そんな多種多様な二世帯住宅であることから、建築の際は様々なハウスメーカーを比較されることをおすすめします!
二世帯住宅を建築する際、デザイン重視としがちなこともありますが、実際のところ、やはり暮らしやすい間取りにすることを第一に考えることが大切です。
実績と信頼のあるハウスメーカーや施工会社にお任せすることで、満足の二世帯住宅を建築することができるでしょう!
まとめ
現在、とても人気のある完全分離型二世帯住宅ですが、時に騒音トラブルやプライバシーのトラブルが起こることもあります。
しかし、間取りを工夫することでトラブルは未然に防ぐことができます!
まずは家族みんなでしっかりと話し合って、お互いの希望やプランを伝え合いましょう。
みんなが快適に暮らせる二世帯住宅を作ってくださいね。
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