少子高齢化の時代となり、今後将来に渡り、親子世代での二世帯住宅を検討されている方は多いのではないでしょうか?
そして、二世帯住宅で今密かなブームとなっているホームエレベーターについて耳にする方も多いのではないでしょうか?
二世帯住宅を検討中の方は、
- 狭小地であることを理由に二世帯住宅の建築を悩んでいる
- 高齢の両親が快適に暮らせる間取りで悩んでいる
- ホームエレベーター付きは理想的だけど費用が気になる
という方も多いと思います。
今回は、そんな高齢の両親とともに将来快適に暮らせる空間を作るために、狭小地でも設置できる二世帯住宅のホームエレベーター付きの二世帯住宅についてご紹介します*
ホームエレベーターについての、
- 評判
- 実際の口コミ
- 各メーカーのホームエレベーターの費用
- ホームエレベーター付き二世帯住宅の参考となる間取り
についてまとめてみましたので、是非参考にして下さい!
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二世帯住宅のホームエレベーター付きってアリ?!
「狭小住宅であるために1Fに寝室を作ることができず」や「日照の関係で2Fにリビングを設計した」ことで足が悪かったり、車椅子の場合2Fに上がることができない。。。
ということを理由に”ホームエレベーター付きの二世帯住宅”を検討されるご家庭も多いのではないでしょうか?
また、二世帯住宅としていることで、両親または両親のいずれかに介助が必要な場合など、特にホームエレベーターの利用価値が上がることでしょう。
実際、ホームエレベーターが設置されている家があると聞くだけで、とても贅沢をしているという印象に思われがちですが。。
実生活の中でホームエレベーターがあると助かることは沢山あります!
ここでは、二世帯住宅にホームエレベーターを設置するメリットやデメリット、また実際に利用されている方の口コミ&評価についてご紹介します。
ホームエレベーター付きのメリット
- 高齢の両親が安全に生活することができる
- 立地の関係で2Fや3Fにリビングを配置してもホームエレベーターがあれば問題ない
- 家族がみんなで集まる場所に到着できる
ホームエレベーターを設置するメリットは、高齢の両親が階段を利用することが困難な場合でも、車椅子で利用することができ、3F建てであっても難なく生活ができるという点にあります。
毎日の家事で洗濯物や布団干しなど、上層階へ移動する際に大荷物を持っていても、ホームエレベーターがあれば家事もスムーズにこなすことができます。
高齢の両親だけが喜ぶのではなく、子育て世代の私たちも生活に利便性を感じることができると言えます*
ホームエレベーター付きのデメリット
- 設置費用にコストがかかる
- 電気代等ランニングコストが必要となる
- 故障時や停電時の対応を不安に感じる
- 建物の強度や設計によって設置できない場合がある
- 後に売却しにくいつくりとなっている
- 運動不足になる
ホームエレベーターを設置するデメリットは、最初の設置費用にコストがかかる点や、電気代のコストを検討しなければなりません、
また、万一の故障時の対応などに不安を感じることもあります。
尚、二世帯住宅を目的としホームエレベーターを設置した場合は、後に売却しにくい物件となってしまいます。
実際の口コミは?
高齢の両親と同居するにあたり、二世帯住宅を建築しました。
その際、平屋建てにする訳にもいかず、土地のスペースは限界もあることから、縦に広く建築する他ありませんでした。
そのため、高齢の両親がどうにか快適な生活を送ることができるようにと、いくつかのハウスメーカーに掛け合い、ホームエレベーターの設置を依頼しました。
今はまだ元気に活動できる両親ですが、今後、どこでどのようになるか分からず、万一車いす生活となってしまった場合でも対応できるようなホームエレベーターを検討しました。
広々とした空間と、家のスペースを考慮しギリギリ設置可能であることが分かりました。
その後、設計士さんと色んな話し合いを重ね、ようやく施工にかかり、実際にマイホームが建ってみると、とても立派なホームエレベーターを設置することができました。
建築上、2Fにリビングを配置し、エレベーターがあるために、両親は3Fの部屋を利用しています。
それでも、エレベーターで昇り降りすることができるため、とても快適な生活を送ることができています。
両親にも喜んでもらえてとても嬉しいです。
今後、本格的にホームエレベーターに頼ることになるかどうかは分かりませんが、いつまでも健康でいてもらいたいです。
(40歳/男性/会社員)
ホームエレベーターの種類と費用比較
二世帯住宅でホームエレベーターを設置するスペースが確保できたとしても、気になるのは設置費用ですよね。。!
ホームエレベーターも様々なメーカーから販売されていて、費用もメーカーによって様々です。
表示価格は定価ですので、ハウスメーカーに設置をお願いすれば定価の〇%offなどで設置は可能です。
ホームエレベーターの種類と費用の大体の目安として参考にご覧下さい*
パナソニックホームエレベーター
■3人乗り用(グランドV、XLサイズ、1414サイズ、1214サイズ)
価格帯:312万〜474万円
■2人乗り用(スリムモダンV、1212サイズ、1608サイズ、816サイズ)
価格帯:285万〜408万円
■1人乗り用(1208サイズ、812サイズ)
価格帯:235〜306万円
ホームエレベーター グランドV
(引用元:http://sumai.panasonic.jp/elevator/home-elevator/product/grand/index.html)
大人が3人すっぽり乗ることができる上、車いすも使用可能なほどサイズやタイプの展開が豊富です。
実際には、1〜2人用というコンパクトタイプから3人用など、車いすと介助者が乗ることができるタイプなど、建築される間取りに応じたホームエレベーターのタイプをチョイスすることができます。
メーカー希望小売価格:4,290,000円〜4,740,000円(税抜)
ホームエレベーター XLスリムモダンV
(引用元:http://sumai.panasonic.jp/elevator/home-elevator/product/xlslim/index.html)
ユニバーサルデザインであるため、とても操作しやすいホームエレベーターです。
操作パネルが扱いやすく、音声アナウンスがあるのも特徴的。
車いすお場合でも背後の確認ができる鏡が設置されています。
また、使用される方に合わせて手すりの設置や隙間を小さくするなど、様々にプランニングが可能です。
メーカー希望小売価格:2,780,000円〜4,080,000円(税抜)
ホームエレベーター 0812パーソナルV
(引用元:http://sumai.panasonic.jp/elevator/home-elevator/product/0812personal/index.html)
畳1枚よりもとてもコンパクト設計された正方形のホームエレベーター。コンパクトなひとり乗りです。
最近ではコストパフォーマンスに優れたホームエレベーターも増えているため、使用用途や人数等に応じ、タイプを選んで設置することができます。
メーカー希望小売価格:2,350,000円〜3,060,000円(税抜)
パナソニックホームエレベーターのおすすめポイント
①デザインがオシャレ
パナソニックのホームエレベーターは、家庭用に最適なデザインとなっています。
リビングや廊下に設置しても、とても雰囲気が良くなります*
②オプションでナノイー設置可能
微細なイオンの発生が、エレベーター内の嫌な臭いを除去します。
家庭用ホームエレベーターに取り付ける場合は、オプション費用が必要となります。
三菱日立ホームエレベーター〈デラックスタイプ〉
アヴァンティ
(引用元:http://www.mh-he.co.jp/family_product/deluxe/avanti/)
アヴァンティは、LED全面光幕天井でとても明るく、車いすの方が利用に便利なフルハイトミラーを設置。
乗場・操作ボタンが高級感仕様となっています。
膳
(引用元:http://www.mh-he.co.jp/family_product/deluxe/zen/)
膳は、正面壁中央に漆調パネルを使用することで高級和デザインとしたホームエレベーターです。
LEDの証明を使用することで経済的かつ乗場・操作ボタンをゴージャスな仕様としています。
ファインウッド
(引用元:http://www.mh-he.co.jp/family_product/deluxe/finewood/)
ファインウッドは、シックな木目調を基調としているため、木のぬくもりを感じるデザインとなっています。
どんな家の雰囲気にもぴったりと合います。
三菱日立ホームエレベーター〈省スペースタイプ〉
ファミスリム
(引用元:http://www.mh-he.co.jp/family_product/compact/famislim/)
都市部にお住まいの狭小住宅に最適なホームエレベーターです。
コンパクト&シンプル設計で、
- 空間
- 用途
- 機能
すべてに特化しているため、狭小住宅でもホームエレベーターの設置が可能です。
三菱日立ホームエレベーターの公式サイトやカタログには、価格掲載がありません。
メーカー希望小売価格は、オールラウンドタイプで336万円となり、他の製品についてもおよそこの価格帯が基準となることが予想されます。
この価格からすると、デラックスタイプの場合は、400万円〜となると考えられますね!
三菱日立ホームエレベーターのおすすめポイント
①商品に選択肢がある
三菱日立ホームエレベーターは、とてもシンプルな構成となっています。
そのため、バリアフリーや省スペースを希望するなど、目的に対応した商品を選ぶことができます。
②省エネで電気代等コストカットできる
待機電力をカットし、自動消灯などの機能を搭載しているため、省エネ効果を期待することができます。
実質1ヵ月の電気代は約400円と破格のお値段で利用することができます。
非常時の機能はどう違う?
ホームエレベーターを設置する際は、建築基準法で定められた安全性を満たしている必要があります。
そのため、設置時の状態の他、商品にも命を守る機能が標準搭載されている事が必須条件となります。
条件の内容としては、
- 災害時の機能
- 停電時の運転機能
- ドアが開かない時に他の階へ移動が可能
停電が起きた際、予備バッテリーへの切り替えが可能かつ、最寄の階へ自動移動が可能であることや、ドアが開かない際もドアが開く階まで自動移動する機能が搭載されていなければなりません。
どちらのメーカーがおすすめ?
三菱日立とパナソニックでは、メーカーが異なるためにスペックや価格に当然違いはありますが、両社とも必要機能は揃っているため、どちらかの優劣はないものとされています。
しかし、ホームエレベーターとしてのシェア率はパナソニックが60%以上を誇っている上、施工経験を持つ業者が取付等を行うため、安心対応を期待することができると言えます。
エレベーター付きの世帯住宅の間取り5選*
では実際にホームエレベーター付きの二世帯住宅の間取りはどんな感じになるのでしょうか?
- どのくらいのスペースが必要か
- 間取りのどこに設置するのが便利か
など、参考になる間取りをご紹介します!
ヘーベルハウスの二世帯住宅研究所の間取り
(引用元:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/nisetai/plan_data/plan02.html/)
ホームエレベーターを設置することで、両親を3Fスペースの居住空間とすることができます。
また、1・2Fを子世帯が生活を送ることで独立性を保つことができます。
LDKを広々としかた空間を確保することができ、光を多く取り入れる間取りが魅力的*
親世帯の居住空間への移動がホームエレベーターであるため、とても楽に移動ができますね!
桧家住宅 共有型の広い二世帯住宅
(引用元:https://www.searshome.jp/style/towfamily/twofamily_plan02/)
二世帯住宅共有型の間取りです。
LDKを3Fに共有する二世帯住宅であり、ホームエレベーターを設置することで、両方の世帯が楽々移動が可能です。
それぞれの世帯が独立した居住空間を確保することができるため、ノンストレスな空間で生活することができますね*
ホームエレベーターを中心にした間取り
【地下部分】
(引用元:http://www.frontier-world.co.jp/plan_corection/plan_corection_f021.html)
居住空間の中でもホームエレベーターを中心に配置することで、効果的な動線を確保した間取りです。
地下室やホビールームを共有できる空間として配置することで、家族団らんの時間を過ごすことができます。
地下室に設けた納戸への荷物の運搬にもホームエレベーターが活躍してくれますよ。
ヘーベルハウスの完全分離型二世帯住宅の間取り
(引用元:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/nisetai/plan_data/plan01.html/)
それぞれ玄関も住居も独立している完全分離型の二世帯住宅です。
親世代にホームエレベーターを設置することで、スムーズな上下移動を可能にしています。
お互いが独立型となることから、プライベート空間を実現する間取りとなっています。
ホームエレベーターのある3階建間取りプラン
(引用元:http://sekisuiheim.com/spcontent/nisetai/plan/toshigata.html)
狭小地に十分な広さを持つ二世帯住宅プランです。
親世帯は風通しの良い3Fに生活空間を持つため、ホームエレベーターを設置することで、快適な移動を実現しています。
納戸を配置したことで、居住空間を広々と利用することができます。
今回のまとめ
二世帯住宅のホームエレベーター付き住宅に住んでいる方の実際の口コミや、各社ホームエレベーターの種類や費用についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ホームエレベーターはリフォーム時に設置する方がよりコストがかかってしまうため、新築時に設置を検討されることをおすすめします。
また、すでに二世帯住宅の建築を検討されている場合は、将来を見据えて最初からホームエレベーターを設置する間取りを検討しましょう。
ホームエレベーターは、施工実績があり、なお且つしっかりと長期的なメンテナンスを任せることができるパナソニックや三菱日立のいずれかのメーカーで設置されることがおすすめです*
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