二世帯住宅と言えば「同居」のイメージがありますが、今は色々な二世帯住宅での暮らしのカタチがあるのです!
それぞれの家族や生活環境に合わせて、様々なタイプの二世帯住宅が選べるのが最近二世帯住宅が人気の理由でもあります。
そんな二世帯住宅の中でも、新しい【隣居】というスタイルが注目されています*
今回は【隣居型】と【完全分離型】の特徴や価格を比較しながら、それぞれの違いやメリットデメリットをご紹介したいと思います!
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隣居と完全分離型二世帯住宅の違いとは?!
今、二世帯住宅を検討している方で「隣居」と「完全分離型」のどちらかで迷われている方も多いのではないでしょうか?
なぜなら「隣居」と「完全分離型」は、よく似ている二世帯住宅の造りです。
それぞれ似ていますが、やはり違いはあります!
そこで、まずは「隣居」と「完全分離型」の特徴をご紹介します*
隣居の特徴
(引用元:http://www.blog816.com/inter/2016/06/012500.php)
「隣居」とは、2棟の一戸建てが並んでいる、まるでお隣さんのような二世帯住宅のカタチです。
二つの世帯がそれぞれの住まいを持ちながら、共有スペースなどで繋がっているのも特徴*
共有スペースは、行き来できる通路や中庭、フリースペースなど様々です。
それぞれのプライバシーや生活スタイルをキープしながらも、お互いがスムーズに行き来できる新しい二世帯住宅のカタチですね!
完全分離型の特徴
(引用元:http://www.sato-home.jp/lineup-soare.html)
「完全分離型」とは、それぞれの住まいが完全に分離している二世帯住宅の事です。
左右分離型や上下分離型など、1棟の建物内で分離されているのが完全分離型二世帯住宅の特徴です。
もちろん、玄関やキッチン、トイレや浴室などの設備も、それぞれ別々に備わっています。
隣居に比べると”同居感”は少し強い印象ですね!
このように「隣居」と「完全分離型」は、どちらもそれぞれのプライバシーや生活スタイルを守れるタイプの二世帯住宅です。
ただ「隣居型二世帯住宅」の方が、よりそれぞれの住まいが独立しています。
それぞれの二世帯住宅のメリットデメリットは?
そんなよく似ている「隣居」と「完全分離型」の二世帯住宅ですが、選ぶ時にはどんな事を比べればいいのでしょうか?
それぞれのメリットとデメリットを比較して、ライフスタイルにマッチした二世帯住宅のカタチを選ぶのが重要です!
隣居型の間取りの場合
(引用元:http://www.sekisuiheim.com/spcontent/nisetai/plan/rinkyo.html)
メリット
- お互いが自由に使える共有部分があるので、コミュニケーションが取りやすい
- お隣さん感覚なので、生活音などのトラブルが少ない
- プライバシーがしっかり確保できる
デメリット
- 二世帯住宅とはいえ独立性が高いのでお互いの気配を感じにくい。(メリットでもありますが!)
- どうしても建築費用が普通の二世帯住宅よりも高くなる
完全分離型の間取りの場合
(引用元:http://www.sato-home.jp/lineup-soare.html)
メリット
- 同じ建物内なので、比較的コミュニケーションが取りやすい
- 一軒分なので建築費用は隣居型よりも安い場合が多い
デメリット
- 子供部屋の下を親世帯の寝室にした場合など、間取りや配置によっては騒音が気になる
- 行き来がしやすい間取りの場合、プライバシーが気になる
建築費用や税金面ではどちらがお得?
では、費用の面ではどちらがお得なのでしょうか。
二世帯住宅では、ある条件を満たしていれば様々な税金の控除が受けられます。
その条件とは“それぞれの世帯が構造上独立している事”や“設備が別々である事”などです。
これは「隣居」も「完全分離型」もどちらも当てはまるので、税金面での優遇はそれほど変わりません。
ただし、問題は建築費用です!
隣居型の場合、お隣さん感覚で二世帯住宅とはいえ気楽なのは間違いないのですが、2棟が繋がったような造りになるので、建築費用が高くなる可能性があります。
ただ、《子世帯は2階建で親世帯は1階建て》ということも可能ですので、一概に費用が高くなるわけではありません。
ハウスメーカーの提案や見積もり次第で、かなり金額には差が出てくるのが”隣居型”といえます。
ですので、完全分離型にしても隣居型にしても、最低でも3社の見積もりを比較するのが必須です!
『ハウスメーカーによってこんなにも費用が違うのか!』と驚くはずです。
”隣居型vs完全分離型”どちらが人気?
「隣居」も「完全分離型」も、どちらも人気の二世帯住宅ですが、二世帯住宅を選ぶ理由の一つに“金銭面の問題”があります。
一軒家に住みたいけれど、若い子世帯だけでは財力が足りない場合があります。そんな時に、親世帯と協力し合えば、費用も抑えられます。
そして、親世帯にとっては子世帯と暮らすという安心感が得られます。
そんな金銭面のメリットを活かして二世帯住宅を建てられる方は、とても多いのではないでしょうか?
すると、やはり費用の面でより節約できる「完全分離型」の方が、まだまだ人気があるようです。
まとめ
隣居型と完全分離型の二世帯住宅についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この2種類の二世帯住宅の大きな違いは、
- 《隣居型》→2棟の建物が並んだお隣さん感覚の二世帯住宅
- 《完全分離型》→1棟の建物内で上下、または左右で分離された二世帯住宅
という部分です。
キッチンやお風呂、リビングなどの設備や間取りはどちらも別々ですので、「隣居」も「完全分離型」も、プライバシーの守れる二世帯住宅といえますね*
二世帯住宅では、世代も生活環境も違う家族が一緒に暮らします。
その中で、お互いのプライバシーにはすごく気を遣います。
そんなストレスを緩和させたスタイルだからこそ「隣居」や「完全分離型」の二世帯住宅は、今とても人気があるのです。
建築費用やライフスタイルに合わせた間取りを比較して、あなたのご家族に会った二世帯住宅のカタチを選択して下さいね!
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